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    <第12回>歩き始めて2ヶ月、身体と心の変化

特集:姿勢改善と身体の使い方
<第12回>歩き始めて2ヶ月、身体と心の変化

色んな勉強をした上で、身体を意識しながら歩く生活。それと並行して専門家の助けを借りようとしていたこともお話しました。歩き始めて2か月ほど。しっかり立っているという感覚を繰り返し体験することで、身体と心に変化が現れました。

ボーッとできるようになった

余分な力が入っていないので、ボーッとできるようになりました。座ったまま眠れるレベルです。全身を感じながら息をする。楽しい。マインドフルネスってこういうことだったんだなあ。
今ここで、世界は変化している。私はここにいる。私も変化している。そんな感じ。

心を無にするってよく言いますが、感覚をゼロにするってできないと思うんです。でも、外に対する感覚を無にするというか、自分の身体を感じることに注力して、外の世界の変化には反応しない、それならできると思います。

Cbill / Pixabay

外の世界の変化は、何かしらダイレクトに脳みそに届くわけではなく(それは魔術です。物理学者は「遠隔作用だ!」と言って逃げ出すでしょう)、実際には自分の感覚器の変化を神経でモニターしているものです。その通りにするって感じ。

朝起きたら「ああ気持ちいいな」

sasint / Pixabay

ベッドから出たら何もせずボーッと座り、身体が地面につながってるのを感じる。私はこの通り生きている、だからそれでいいのだ。ほんのひと時ですが何よりも大切な時間です。

他には、連載第1回で書いたことがあります。

  • 数ヶ月でO脚はほぼ治り、脚の筋肉の付き方が変わり、フニャフニャです。
  • 地に脚がちゃんと付いています。ここにいて大丈夫だと思えます。
  • 足の裏がフニャフニャでスベスベです。
  • 眠る時に、身体を煩わしく感じることはありません。この身体で眠ろうと思えます。
  • 朝起きると「ああ、気持ちいいなあ」と感じます。怒りを感じたり、ネガティブな想像をすることはありますが、それに振り回されることはありません。
  • することがない時は、じっと座っていることを楽しんでいます。
  • 電話をかけるのもかかってくるのも平気です
  • ラインの返事が早くなりました
  • 正直いうと、日によってはうまく座れないことも多いし、今日は身体が上手く視えないぞ、ということもあります。そんな時は今日はどうしたんだおいなんて思いながら、身体との対話を楽しんでいます。

他にはこんな効果も。

  • 食べ物を少しずつ味わって食べます。それが楽しい。
  • ビールで喉が満たされて潤います。それが美味しい。
  • ギターがグラグラしません。どんな椅子でも大丈夫です。

謂わば、世界と和解したのです。構えなくてよくなったのです。

あ、それから。いい匂いがするようになりました。えーっと、嗅覚がお花畑になったという意味ではなくて、いい匂いをちゃんと感じられるようになったんです。どういうわけかさっぱり見当つかないです。意識を向けなくても心地よさを感じられるようになったってことでしょうか。

リラックスは脱力にあらず。ヌメヌメしよう

今までは身体の使い方に無理があるから必ずどこかが力んでいて(眠る時も!)、リラックスできてなかったんだなあ。今でも「あ、ここが力んでる」って気づくことは多いです。

ちょっとした時に、身体をザーッとスキャンして、力んでる関節の緊張をはずす。それだけで随分違います。脱力するんじゃないですよ。うーんなんというか、ガッチリ保持するんじゃなくて、ヌメヌメ支えるって感じかな。

ただし、前回お話ししたボディイメージが間違ってるとヌメヌメできないので、まだ力入ってるよな、と思ったら逆にそーっとヌメヌメ動かしてみることで気づきのチャンスになるかもしれません。

身体のイメージを変える=自分のイメージを変える

geralt / Pixabay

身体を感じるということは、とりもなおさず、自分を感じるということ。外の世界にとらわれないで、しかも世界と一体になること。外の世界だけだったら、バーチャルリアリティと区別はつきませんが、それを感じている自分自身も感じることで世界が完成します。これがリアルなんだなあと実感できる。

これは精神論ではありません。また、自分を感じるというのは、「ああ、自分」とかそういうことではありません。もっと具体的です。
全部の関節、全部の力学を意識に登らせるということなのです。

SpiritBunny / Pixabay

このまま過ごしていけばもっと色んなことが意識できるかもしれませんが、今はそんなところです。

全部を意識に上げるなんてしてませんでしたから、当然ながらそれは今まで「ああ、自分」と思ってたものとは全然違います。これは確かなものだという存在感。ただ存在するのではなく「生きて」いるという出来事。「存在と時間」と言ってもいいです。とてもかけがえのないものに感じます。人も世界も。

新しいツール考案中!


全身を意識するのに、この骨の絵が役立ち始めてます。もうちょっと研究して改めてお話しします。乞うご期待!

骨格がだいぶ見えるようになってきた | 響き
関節を蝶番(ちょうつがい、ヒンジ)に見立てたらどうなるか?

飲み込めるようになった! | 響き
顎はぶら下げとくだけでいいのだった。

歩いてないと逆戻り

sarajuggernaut / Pixabay

なーんて今回はちょっとエモーショナルな文章になっちゃいましたね。まあお許しください。今回は文章の構成とかも考えずに敢えてザーッと一気に書きました。

で、これが大事なんですけど、毎日ちゃんと歩いてないと、この感覚はすぐになくなってしまうのです。

理屈からいうと、座ってようが横たわってようがいいはずなんですが、身体を感じるには歩くというのが一番分かりやすいようです。

次回はボディマッピング入門

以前にご紹介して、先ほども少し触れたボディマッピングの修正。次回は具体的にはどんなことか、DVDのネタバレになりすぎない程度にチラッとご紹介します。お楽しみに!

特集:姿勢改善と身体の使い方 目次 | 響き
自分の身体という最後の秘境を冒険しよう!